SR325is 価格比較とレビュー

SR325isは開放型のヘッドホンです。プレステージシリーズのフラッグシップモデルとなります。

• プレステージシリーズのトップモデル
• シルバーのアルミニウムチャンバー
• 新開発のドライバーユニット

• ロック
• テクノ
• ポップス

通常モデルはハウジングが艶無しのバージョンですが、2011年モデル限定でハウジング艶ありタイプのリミテッドモデル「Version2011」が存在します。

グラド随一の攻撃的な音質を備えたSR325is。

(初代)SR325→(2代目)SR325i→(現行)SR325isへの進化論は、バリマシ世代にはよくわかるあの有名なキング・オブ・2スト。HONDAが放つ伝説のレーサーレプリカNSRの進化と良く似ています。

・初代SR325(無印)
そのピーキーな出力特性と音質は、まさに"ハチハチ"の呼び名で名高い'88年式NSR、MC18にそのルーツを感じます。扱うのに相当な熟練を要するこの機種の、聴き手とソースを選ぶその様はまさしく「乗る人が乗ると最速」と言わしめただけのことはあります。気持ちよく聴けるソースバンドは非常に狭く、音楽ジャンルと聴き手を選ぶが、ドンピシャの場合はとてつもない加速感と一体感を味わえる唯一のヘッドホンですね。猫も杓子もJhaチャンにNHKのステダン、RCバルブ全開でコーディネイトするのが当時の流行でありました。

・2代目SR325i
SEEDカラーの渋い'89スタイル。無印の初代に比べ音質はややマイルドに。台形のパワー特性であらゆるジャンルのソースが聴きやすくなり、渋い銀テラから丸みを帯びた金テラカラーになったハウジングが特徴的でありました。また、そのハウジングカラーから「なんちゃってマグ」とも言われています。そのチャンバーが奏でる音質は「パンパン」と軽い音質が想像されますが、実は響きの厚い重厚な鳴りも得意としており、パイプオルガンなど最高に気持ちよく聴こえるヘッドホンのひとつであります。「なんちゃってマグ(実はあんまり軽く無い)」と言われる所以もそこにあります。また、このころからハウジングダンパーのインナーチューブも四角形から円形へと規格変更されています。

・3代目SR325is(前期)
現行機種のSR325isはさしずめ完成されたNSR、熟成のMC21と言ったところでしょうか。ガルアームに象徴されるその優美なスタイルはまさに伝説として語り継がれるであろう魅力と音質を兼ね揃えているでしょう。「i」improve(改良)されたPGM、「s」silverのハウジングの輝き。音質特性は「誰が乗っても速く、そして、誰が聴いても高音質」そういったポテンシャルを秘めたヘッドホンである事は間違いないでしょう。コードネーム"New Sprinter Revolution"。そんな呼び名の高いヘッドホンであると言えます。

・マイナーチェンジSR325is(中期 Version2011)
ハウジングがポリッシュされ鏡面仕上げとなり、より一層VIP具合に磨きがかかりました。リミテッドモデルとして限定販売されました。

・現行SR325is(後期)
ハウジングは前期タイプの艶なしに落ち着きました。

この音質、まさに「はばんびぼん」
その昔「俺ハ（俺達のハングオン）」で「赤１」の称号を獲得したことのある名誉あるヘッドホンのひとつ。

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