最終更新日時 2024.04.21
HFI-2000

HFI-2000 価格比較とレビュー

ULTRASONE

HFI-2000

FPS SOUND SYSTEMによる前方定位空間聴覚効果を持たせたヘッドホンです。

HFI-2000 製品画像
拡大
スペック・仕様
カテゴリヘッドフォン
形式ダイナミック
タイプ開放型
再生周波数帯域15〜25,000Hz
インピーダンス75Ω
感度90dB/mW
ケーブル長約3.0m
プラグ形状3.5mmステレオミニ/6.3mmステレオ標準 (金メッキ)
重量約230g (コード除く)

[市場価格帯]価格 :Discontinued[生産完了]

商品詳細

HFI-2000は開放型のヘッドホンです。

特長
  • FPS SOUND SYSTEMによる前方定位空間聴覚効果
  • 過大入力信号時に発生する音圧による耳への障害を防止する構造
得意ジャンル
  • ポップス

ULTRASONE独自のFPS SOUND SYSTEMによる前方定位空間聴覚効果を持たせたヘッドホン。実際聴いてみると確かに前方斜め45度くらい上から音が鳴っているような感じがします。音質は基本的に素直ですが、低域がややぼやけて気味で、高域はソースによっては痛い部分があるのも否めない感じです。

[ ...すべてのレビュー(2) ]


関連リンク

価格比較

ULTRASONE/HFI-2000の価格比較調査は毎日行っておりますが、最安価格は常に変動しておりますので念のため各販売店の最新の価格を必ず確認して下さい。

販売店の価格一覧表
販売店 表示価格 送料 合計価格
HFI-2000はディスコン(生産完了)の為、流通在庫もしくはオークションで探すしかありません。

※このサイトで掲載されている情報は、ヘッドホンナビにより管理・運営されています。価格、販売可能情報は、変更される場合があります。購入時に販売店に表示されている価格が、その商品の販売に適用されますのであらかじめご了承下さいませ。

※合計価格はあくまでも目安です。合計価格は『表示価格(税込)』+ 『送料(込の場合は+0円)』で算出しております。詳細は各販売店様にご確認願います。

評価とメーカーリンク

個人的ジャンル評価
クラシック
3.3点
ジャズ
3.4点
ポップス
4.0点
ロック
3.2点
ユーザー満足度
メーカー(代理店)リンク
定価
  • 50,400円 (税別)

画像ギャラリー

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レビュー

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クラシック
5.0点
ジャズ
5.0点
ポップス
5.0点
ロック
5.0点

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kazuteru氏のレビュー

もう7年以上愛用しているHD-580がだいぶくたびれてきて、そろそろ代替機をと考えていて、偶然出くわしたのがこのHFI-2000です。店で色々聴き比べ、ワイングラス片手にボーカルでもというような、ちょと変わった雰囲気に引かれて、少し遊んでみようかと思って購入しました。「ウルトラゾーン(?)ってどこの会社?」 またしてもドイツでした。家に帰ってさっそく聴いてみましたが、ポップス系のボーカルには今一つ面白みがありませんでした。期待外れということで、手元にあったクラッシックのCDでも聴いて見るかと思って驚きました。まるで、間違って隣の家のドアを開けてしまった時のような気がしました。普段聞き慣れているHD-580の音とは全く違うのです。ジャンル別にもう少し詳しく書きましょう。HD-580と比較してみます。

(クラッシック)
ラトルのウイーンフィルでベートーベンの7番を聞いてみます。美しく本当に芳醇な響きでありながらスケール感もすばらしいです。続けてこれをHD-580で聴くと、とても音楽とは思えません。「ラトルもウイーンフィルも皆なクビだ」と叫びたくなるくらい酷いアンサンブルに聞こえてしまいます。

(ジャズ)
カインド・オブ・ブルーを聴いてみます。ライブ感がよく出ています。HD-580は全く勝負になりません。HFI-2000の圧勝です。HD-580では各楽器の音が溶け合うということがありません。50年代のジャズにはHFI-2000が良く合います。ビル・エバンスの枯葉に心を奪われました。HD-580ではあり得なかったことです。

(ポップス)
アコースティック系はHFI-2000が向いていますが、その他はHD-580が向いています。HFI-2000で、カーペンターズやユーミンの歌声があまりうまく響かないのは残念ですが、不思議なことにジュディ・マリにはピッタリです。

(ロック)
HFI-2000はロックに向きません。音がきれい過ぎてノリが悪いです。これに比べHD-580の音は多少ドンシャリ気味でロックには遥かに向いています。

以上、かなり極端な例を書かせて頂きましたが、このヘッドホンはクラッシック・ジャズ向きであるというのが結論です。実際、この分野はソースの如何によらず、HD-580よりHFI-2000の方が音がいいです。メロウで心地よいサウンドを楽しむことができます。ポップスは、好みにより意見が分かれるところでしょう。このヘッドホンの音を聴いて思い浮かぶのは、昔聞いた京都のジャズ喫茶のバイタボックスの音とか、親戚の家で聴いたセレッションの音です。ある意味でHFI-2000は、普通のヘッドホンとは異なるパラダイムに属していると思います。スピーカーのように「鳴る」という表現が適しています。

音の質感は、正に高級オーディオを思わせます。音場の特徴として、個々の楽器の音が完全に分離して聞えるため、バックボーカルも綺麗に聞き分けられます。HD-580のように音が重なり合って、音が濁るということがありません。また、HFI-2000には、HD-580のような秀才ぶったところは微塵もありません。すべてが自然に感じられます。時にはそれが言いようのない心地良さを醸し出し、時には、気も狂わんばかりの圧倒的ライブ感で吼えまくります。いずれにしても、HFI-2000の音に底知れぬ快感を感じます。(このようなヘッドホンを天才型ヘッドホンと言っては言い過ぎでしょうか?)

私はHD-580を決して悪く言う気はありません。これまで人にもHD-580を勧めてきました。良いヘッドホンだと今でも思っています。しかし、HD-580には欠けている何かを、HFI-2000は生まれながらにして持っているようです。HFI-2000に出会ってから、人生が何となく楽しくなったような気がしてなりません。

なお、HD-580のパッド圧に耐えられない人には無理です。かなり強烈です。

【追加レビュー】

HFI-2000のレビューを書いてから1ヶ月経ちますので、続きを少しご報告します。
今では、試聴以外でHD-580で聴くことはほとんど無くなり、HFI-2000に完全にはまっています。最近聴いてとてもいいと思ったCDがありますので、ご紹介します。

● ノラ・ジョーンズのカム・アウェイ・ウィズ・ミー
HFI-2000とは抜群の相性です。これなら高級スピーカーと比べても、それほど引けを感じません。(ここまで言うと全く度が過ぎますが、オーディオ展でだいぶ聴き比べました。HFI-2000の音は最近のJBLに感じが似ています。)HD-580では、「Turn me on」の体にズシンと来る低音がうまく再生できませんし、歌声が何か霞んで聞こえます。

● クラフトワークのツールド・フランス
不思議ですが、これも抜群に良く合います。HD-580で聴くと音色も全く異なり、ノリが悪くて、やる気が全く感じられません。

クラシックも、最近出た最新録音は皆良く合っていました。というか、HD-580では、うまく鳴らないものばかりでした。実は、ニルバーナも最近買ったのですが、やはり、HFI-2000のロックは私には今一つで、しぶしぶHD-580で聴きました。ロックのエレキギターの音には私は不満を感じています。

孤独なマニアへの道を驀進中であると、自分でも感じています。

【追伸】

あの後、HFI-2000でQueenのベスト盤を聴いてみましたが、どうしても抑圧された感じに耐えられなくなって、1曲目を聞き終わるのが限界でした。
これに比べて、HD-580で聴くQueenは、エネルギーの開放感がすばらしいの一言です。「We will rock you」では、歪んだエレキギターの中に、壮大な美の世界が広がります。改めて、HD-580をよくできたHPだと見直しました。私にはどうも貴重な存在です。この2つのHPの違いは、音質がどうのこうのという次元では、ちょっと説明が、つかない話のように思えます。

HFI-2000がジャズ・クラに特化しすぎているのかも知れません。HD-580のような、何も味付けもしない特性がロックには向いているのかも知れません。いずれにしても、ロックと、ジャズやクラシックの間には、容易に越えられない深い溝がありそうです。

どうしても答えが知りたくて、結局、GRADOを聴きに行きました。
正直言って、あまりに想像していた音と違っていたので驚きました。GRADOの音は、HD-580に聴いた感じが似ていたのです。似ていると言っても、表面上は、恐らく全く違う印象を与えると思いますが、何となく骨格が似ているのです。こんな感じです。

■ SR225
HD-580に低音の厚みを加えたような柔らかい音です。
■ SR325
HD-580に、高音(しかもかなり高い部分)を強調した感じです。高音と言っても、キンキンした音でも、イコライザーで無理やり上げた音でもなく、私には、かつて聞いたことの無いような美しい高音に聞こえました。キシリトール入りガムを噛んだ時のスーとした感覚をともなった高音と言ったら判りやすいでしょうか。こんな美しい音で果たしてロックが聴けるのかと思った程です。

少しだけ秘密が判ったような気もしますが、残念ながら答えには至りませんでした。

hie氏のレビュー

久しぶりにNIRVANA(Rock)を聴いてみました。

一番初めに気づくのがベースの量感です。NIRVANAは基本的に量感のある録音がしてあるのですが、より際立って感じます。よくあるモリモリという感じでしょうか?このモデルがよく指摘されている刺激の強い高音部ですが、なるほど強いですね。まあ、RockのLIVEなどではこのくらいが多々あるので許容内です。逆にタムやスネアが引き締まって調子いいと感じました。アタック感があるので強すぎると感じる方もいるのではないでしょうか。

解像度などは音源の問題などもあるので一概に言えませんが悪くはないと思います。(価格に見合ったものではないと追記しておきます)音の分離感は良好です。ヴォーカルが押し付けがましくないので気に入ってます。

問題の定位ですが・・・わかりませんね。他のメーカーのモデルと変わらない気がします。前のレビューで側圧がきついとありましたが、自分のはきつく感じませんね。軽いので着けたまま寝るのもいつもの事です。空気感の再現なども及第点ではないでしょうか。LIVE音源では良い雰囲気が楽しめました。

まとめですが価格分の価値はないですね。他のメーカーのモデルの方がCP良いです。しかしながら量感+アタック感+軽い+レア(?)などを踏まえた上でなかなか魅力あるモデルだと思います。クラシックソースなどで選ばれる方もいますが自分はRockでもいけると思います。(メタル等ではなくデヴィッドボウイなどのRockです)電子音の「乗り」もいいですしオールラウンドに仕事してくれますね。
製作理由など含めてマニア向けといったモデルでしょうか。


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